Shenseeaが堂々とコメント「I do suck d**k”」 変わりつつあるジャマイカのカルチャー

近年のダンスホールシーンにおいて最も注目を集めているフィメールディージェイの一人である《Shenseea》。
若干21歳の彼女はジャマイカンとコリアンとのミックスで、その容姿端麗なビジュアルからも男女問わず高い人気を得ている。

今回SNS上で話題になったのは、ジャマイカではタブーとされているオーラルセックス(口腔性交)をしている写真の流出。その写真に写っているのがShenseeaではないかと噂になった。

それを受けShenseeaは自身のInstagramにコメント動画をポスト。ニキビや指の色、まつげの長さやエクボなどの違いを挙げ、噂となった写真は自分ではないと否定。
確かに明らかに違いがあったため誤解は解かれあっさり終結かと思ったが、そこでの彼女の『ぶっちゃけ発言』が更なる話題を呼ぶことになった。

 

RomeichEntertainment’s Artisteさん(@shenseea)がシェアした投稿

“I do suck d**k if that’s what we’re tryna get, I mean, me nah go lie. Me like that sh*t but that’s not me”
知りたいなら言うけど私はSuck d**kするわよ。何が言いたいかって私は嘘なんかつかないってこと。そういうことをするのは好きだけどあれ(噂の写真)は私じゃないわ。

と、コメント。

ジャマイカでは古くからタブーとされてきた風潮なだけに過去の例からしても批判の対象になり得る発言だが、彼女の堂々としたストレートな言い方に好印象を抱いた人が多いようで意外にも否定的な意見は少ない。同性からも憧れの対象となっている存在のShenseeaが発言したことでここぞとばかりに共感の声が多く上がっている。

時代が流れ、ジャマイカ・レゲエシーンにおけるオーラルセックスはもしかすると日本でいうところの『結婚前のセックス』のようないわゆる昭和的な考えに近づいてきているのかもしれない。

肯定的なリリックを歌うアーティストも少しづつ現れてきていることも事実で、昨年リリースされたIshawnaのEqual Rightsが大きな物議を醸したことも記憶に新しい。

個人的な話だが、カリビアンの友人と話していた際にその話題が出て「いつまでそんなこと言ってるんだよ、2017年だぜ?今時しないやつの方がバティボーイだよ笑」と冗談まじりに言われたことも印象に残っている。

「All real badman dem if yuh never suck a puxxy buss a shot inna di air!!!(女のあそこは舐めないっていう全てのバッドマンはガンフィンガーをあげてくれ!!!)」
のようなダンスホールの定番ワードとなっているサウンドマンのMCも少なくなっていくのだろうか。

独自性の強い島国ジャマイカのカルチャー。世界の流れを受けて確実に変わりつつあるように感じる。

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