BLAXX a.k.a. EAST BLAZE が選ぶ「秋の夜長に聴きたい世界の女性アーティスト10曲」| PLAYER’S CHOICE

PLAYER’S CHOICE(プレイヤーズ・チョイス)

セレクターや DJ、アーティスト、ダンサーなど、音楽のプロ達にオススメの10曲でプレイリストを作ってもらう企画『PLAYER’S CHOICE(プレイヤーズ・チョイス)』。

今回は、横浜を拠点にレコードプレイで活動するベテランセレクター BLAXX a.k.a. EAST BLAZE が、「秋の夜長に聴きたい世界の女性アーティスト10曲」を紹介してくれた。

ジャマイカ、イギリス、そして日本と、世界の女性アーティストが歌う、哀愁漂う楽曲を年代を問わずピックアップ。テーマの通り、少し肌寒くなってきた今の時期のチルタイムにピッタリなプレイリストとなっている。

一曲ずつコメントもくれているので、そちらも併せてさっそくチェックしていこう。

「秋の夜長に聴きたい世界の女性アーティスト10曲」
by BLAXX a.k.a. EAST BLAZE

1. Don’t Let Me Be Lonely Tonight / Kofi

オリジナルは James Taylor (1972) で、過去クラプトンやレゲエでは Sharon Forrester もカバーした名曲を90年代にUKの Mad Professor のレーベル ARIWA から KOFI がカバー。ちょっと自分勝手で寂しがり屋な男心を歌った曲。

2. Our Day Will Come / Amy Winehouse

今は亡きイギリスのシンガー故 Amy Winehouse の歌の中で一番好きな曲。リリースは2011。カーペンターズもカバーした悲観的にならず希望に満ち溢れた歌詞で Amy が優しく歌い上げる。オリジナルは Ruby & The Romantics (1963)。

3. Nightclubbing / Grace Jones

1981年リリース。奇抜で個性的なファッションとイカツイ髪型でジャマイカのスパニッシュタウン出身の彼女が Sly & Robbie がバックを務めるBADなオケに乗せ、IGGY POP のカバーを怪しく歌いあげ、後にこのRiddimは2000年にHIP HOPサイドから SHYNE feat. BARRINTONG LEVY の BAD BOYZ でリメイクされている。

4. Milk & Honey / Hollie Cook

イギリスの伝説的バンド Sex Pistols のドラマー、Paul Cook とCulture Club のバックヴォーカルの Jeni との娘で西ロンドン出身のシンガー兼キーボーディスト。彼女が歌うなんとも妖艶で哀愁漂う雰囲気はまさにUKレゲエ。Mr. Bongoレーベルからリリース (2012)。

5. l’m In Love / Lindy Layton

Fat Boy Slim 別名 Norman Cook 率いる Beat International のリードボーカルを経て Janet Kay の名曲 Silly Games のカバーでソロデビューした90年代初頭のUKハウスシーンでポップかつアイドル要素も含め注目を浴びた女性ボーカリスト。イングランド出身の Dub Pistols が2009年がプロデュースしたこの曲は、自身が90年に全英チャートNo.1となった「Dub be good to me」を彷彿させるコーラスを使いつつ時代に合わせ洒落乙な仕上がりになっている。

6. Second Chance / Lila Ike

現在ジャマイカで続々登場する次世代アーティストの中でもかなり注目のシンガー。ラブソングを沢山聴いて育った彼女が切なく歌う「自分の前から去ってしまった男に再縁のチャンスを乞う歌」で、オケは故 Dennis Brown の Promise Land をリメイク。

7. DiDistancen / Pushim

2019年リリース。Rudebwoy Face が女性目線の作詞の依頼に応え書き上げ、今年デビュー20周年を迎えたPushim姐さんが「好きな人との距離が縮まりそうで縮まらないもどかしさ」をテーマにしっとりバッチリ歌い上げたAFRO的哀愁Dancehall。プロデュースは MEDZ。

8. Slow Wine / Akane

STARBWOY WORKS の GOD’S GIFT Riddim に乗せて AKANE が歌う和製ワイニーTUNE。ハモりフェチの自分としては AKANE のハモりもかなり好きでDUBでもよくプレイするけど、すごくダンスホールがしっとり華やかに映える1曲。2016年リリース。

9. Sugar Soul / Moonlight dance

名曲 GARDEN でお馴染み、去年デビュー20周年を迎えリリースされた Sugar Soul の待望の新曲は LOVERS ROCK でバッチリ哀愁レゲエ。まずイントロから aico姐さんの真っ黒い歌声のアカペラにヤられます。

10. Asuka Ando / ゆめで逢いましょう

80’sのUK LOVERS ROCKを彷彿させ、宴の後の切なさや寂しさを ASUKA ANDO が包み込むような優しい歌声で歌う和製 LOVERS ROCK。初めて聴いた時に一聴惚れしてリリース前なのに速攻で DUB PLATE 依頼の電話をしたぐらい一発で惚れ込んだ曲。リリースは2015年。

WHO IS THE NEXT PLAYER!?

PLAYER’S CHOICEでは、プレイリストを作ってくれたプレイヤーから、リレー方式で次のプレイヤーを紹介してもらう。

BLAXX a.k.a. EAST BLAZE からバトンを繋いでくれるのは誰か!?次回もお楽しみに!

BLAXX a.k.a. EAST BLAZE プロフィール


1999年、横浜・横須賀エリアでセレクターとして活動を開始。
2001年、地元の仲間とEAST BLAZEを結成。
2003年、”UNDER GROUND CLASH” @ 横浜BODEGAにて優勝。
2004年、” 45 SHOOT OUT vol.2 ” @ 池袋BEDにて優勝。
2005年 P-VAIN RECORDSよりMACKA Bのベスト盤「WHO LIKE A MACKA B」をMAD PROFESSORのレーベル・ARIWAのみの音源から選曲・監修を担当。
2007年、精力的に活動を続けるもメンバー脱退。
2008年、「BLACKS AKA EAST BLAZE」としてピンのセレクターで再始動。ROCK STEADY、LOVERS ROCK、DANCEHALL CLASSICSなどを中心にレコードでPLAYし、また唯一無二のDUB PLATEは必聴!
同年、KON “MPC” KENプロデュース「拳POWA」収録 SAMI-T / BACK BITTERでHITした「PARASITE riddim」の制作にDrum Rrogramingとして参加。
2011年、DIMENSIONのSAX奏者勝田一樹( JAFROSAX )とLittle Tempo、Home Grown、DRY&HEAVY、ALPS BANDらレゲエ界を代表するミュージシャン達が参加し、DENNIS BROWN、STEVIE WONDER、ISLEY BROTHERS、‪CHAKA‬ KHANなどの楽曲をカバーしたラバーズロックのインストミニアルバム「Romantic Cruise Orckestra feat JAFROSAX」の選曲・監修を担当。
2012年、UKのシンガー、Bitty McLeanが来日し念願の初共演を果たす。
2008年より‪lecca‬のLIVEセレクターとして不定期で出演を開始し2014年にはleccaLIVE TOUR “tough village”の前半戦のDJセットで全国8箇所を同行するなど、レコードプレイだけでなくLIVEセレクターなど幅広い活動を続ける。
現在はBLAXX aka EASTBLAZEに改名し、今年ピンのセレクターとなって10周年を迎え、2019年はセレクター活動20年目に突入!!
今も地元横浜や東京を中心にレギュラーダンスなどを軸に精力的に現場をこなす。

《 レギュラーダンス 》

☆毎月第1土 CHAMPION SELECTOR
@ All Round・横須賀

☆毎月第3土 BATTY RIDER
@ Garam・新宿歌舞伎町

☆偶数月第4金 THEラバダブ
@ Cactus・乃木坂

☆不定期第2土 SCHOOL BELL RING
@ ex Bodega・福富町

☆不定期 BAY SMOKERZ

【Twitter】@BOOOOOYAKA_SHA
【instagram】@boooooyaka_sha
【contact】blaxxakaeastblaze@gmail.com

オフィシャルTwitterで最新情報をチェック!