REBEL ARMY インタビュー | TO DI WORLD -世界で活躍する日本人-

音楽をはじめ、ファッション、アート、グルメ、ビジネスなど、常に世界の最先端を体感できる都市 ニューヨーク。そんな刺激的な場所へ単身渡り、現地で活躍の場を広げる日本人DJ、REBEL ARMY(レベル・アーミー)日本を飛び出し国を越え、今ではレゲエセレクターとしての枠をも越えた幅広い活動を行なっている彼から、現在のスタイルになっていったキッカケや、ニューヨークの魅力について聞いてみた。

単純にニューヨークっていう街に憧れてた

– BUZZLE MAGAZINE(以下BM):それではまず、簡単な経歴を教えてください。

REBEL ARMY:元々は地元湘南でレゲエサウンドとして活動してて、2015年の春くらいにニューヨークに来ました。

– BM:ジャマイカに渡るサウンドマンが多い中で、ニューヨークを選んだのはなぜですか?

REBEL ARMY:DJとしてのスキルアップも理由の一つなんですけど、単純にニューヨークっていう街に憧れてたのが一番かなって思います。住み始める前、20歳くらいの時にニューヨークに住んでいる親友に会いに一人で旅行しに来たんですけど、歩いてる人たちとか地下鉄とか、決して良いとは言えないけど独特の匂いとか、もはや何もかもが衝撃すぎて、絶対また来ようって思ったんですよね。

幅広く音楽をかけれるDJになりたかった

– BM:ニューヨークでの活動はどんなスタートだったんですか?

REBEL ARMY:地元湘南の仲間や先輩達に応援してもらったり期待されて来たのに、全く英語も分からず生活に慣れるのすら大変で、色々苦戦したのが始まりでした。その当時はブッキングの取り方も分からなかったので、Brooklynの*Canarsieっていうエリアにあるクラブに回させてくれって毎週通っていました。もう完全にバイブスだけで動いてましたね (笑)
でもそれで、当時*Steelie Bashment とかが出演していたパーティで毎週回せるようになって、ジャマイカンが多く集まるカリビアンコミュニティで活動するようになりました。

– BM:現在はカリビアンコミュニティがメインではなく、いわゆるアップタウンで様々な人種の人たちが集まる場所を中心にDJをされているようですが、今のスタイルになったキッカケはなんだったんですか?

REBEL ARMY:ある時*Manhattan のパーティーに遊びに行って、そこで回してたDJに衝撃を受けました。Playするジャンルの幅も広くてレゲエも上手いし、Mixも丁寧でスクラッチも凄いし、もう何でも出来て次元が違うなって。それが、2011年の*Red Bull 3Style のニューヨークチャンピオンの DJ GETLIVE でした。それで彼のPlayに影響受けたのもあるし、あと自分はレゲエ以外の音楽も元々好きで幅広く音楽をかけれるDJになりたかったし、その方が自分にあってるなって感じで今のスタイルになりました。今でも、たまにカリビアンの友達のパーティーで回す事はあるんですけどね。

*Canarsie … ブルックリンの奥地に位置し、ジャマイカ人をはじめカリビアンが多く集まるエリア。
*Steelie Bashment … Mighty CrownやStone Loveなど、世界のトップサウンドとも共演するブルックリンのビッグセレクター。
*Manhattan … さまざまな人種や文化の交わるニューヨークの中心地。
*Red Bull 3Style : エナジードリンクで知られる「Red Bull」が主催する、世界でも有数のDJバトル。

– BM:今と昔のDJのスタイルで、具体的な違いがあれば教えてもらえますか?

REBEL ARMY:一晩を一人で5時間くらいDJやるのが結構普通なのと、色々な人種の人たちが来るので状況によってかけるジャンルを変えたり、より幅広く音楽をPlayできないといけない事ですね。昔はとりあえずボスりたいって考えが一番でPlayしてましたが、今は空間作りなどを意識してやるようになって丁寧に曲をかけれるようにもなったし、Mixの仕方も変わったかなって思います。
それと、90’s Hip Hopのパーティーのブッキングを貰ったり、DiscoだけでDJしてくれと結婚式でのブッキングを貰ったりとPlayできるジャンルの幅が凄い広がったし、クラブでのパーティーだけじゃなく、バーやレストランといった色々な現場でDJができるようになりました。それが自分の中では一番の違いなのかなって思っています。

– BM:様々な現場でPlayするようになって思う、レゲエ独自の良さはどんなところですか?

REBEL ARMY:レゲエはどのパーティーでもかかる音楽だし、詳しいとか関係なく単純に、レゲエが好きな人って多いんだなってDJしてて改めて感じてます。踊りやすいとか曲が好きとか理由はそれぞれだと思いますが。こんなに色んなジャンルとリンクして影響を与えているのが、個人的にはレゲエの凄いところであり、魅力の一つかなと思ってます。ちなみに最近は、Koffee の Toast は本当にどこでもかかってますね。


– BM:大きなイベントでもプレイされてるようですが、ニューヨークならではの共演者がいれば教えてください。

REBEL ARMY:Hip Hopの大御所DJや有名なラッパーと共演できる機会が多くなりました。ラッパーだったら、Wu-Tang Clan のメンバーの Raekwon、Method Man、あとは Jim Jones とかが印象的ですかね。Jay-Z と The Notorious B.I.Gの「Brooklyn’s Finest」をプロデュースした DJ Clark Kent とか、多くの大御所DJたちとも共演させて貰いました。
特に印象に残っているのが、Soulection という音楽クリエーター集団の代表的なプロデューサーである Esta と共演した時、急遽500人以上の前でDJした事です。急にこういう大きなパーティーのブッキングが来るのがニューヨークだなーって思いましたね。あと、世界の Mighty Crown の Sami-T さんとニューヨークで共演できたのも、今のスタイルになってからです。


– BM:先日MixCloudにアップされてたMixも聞かせてもらいましたが、最高でした。今の幅広いスタイルでDJしてるからこその内容だと思いました。

REBEL ARMY:そうですね。9月の頭に上げた『Throwback 70’s 80’s Funk Discoは、MixCloudに上げる前から友達が働くレストランや洋服屋とかでかけてくれてて、ありがたいことに評判が想像以上に良かったんですよね。個人的にも70’s 80’sのFunk、Discoが好きで、レストランやバーでDJをする時にかけたりもしてます。

十人十色って言葉が合う街

– BM:最後に、ニューヨークの魅力を教えてください。

REBEL ARMY:魅力がありすぎるので、答えるのが難しい質問ですね (笑)
良い意味でも悪い意味でも、十人十色って言葉がまさに合う街かなって思います。みんな考えてる事が違うし周りを気にしていないし本当に自由だし、逆に自分はそこに魅力を感じてますかね (笑)

Throwback 70’s 80’s Funk Disco

70年代から80年代の Funk と Disco の名曲を独自の視点で選曲&MIX。今年リリースされた、 BeyoncéのBefore I Let Go (Homecoming Live Bonus Track)を、Frankie Beverly & Mazeの原曲と共に収録。
Newyorkの洋服屋やレストランなどでPlayされ、ニューヨーカー絶賛のMix。

▶︎ Throwback 70’s 80’s Funk Disco / REBEL ARMY

REBEL ARMY プロフィール

湘南藤沢出身。兄の影響で幼い頃からHip Hop, Reggaeを中心に、Black Musicを聴いて育つ。2011年にReggae Selctorとしてキャリアをスタートさせる。
2015年、活動拠点をNew Yorkへ移す。現地にて数多くのPartyでの経験を経て、現在彼のDJ Styleは、Hip Hop, Reggaeを軸に、Funk, Soul, Discoなど幅広いジャンルの音楽を使いこなす、Open Format DJである。
また、様々な有名アーティストやプロデューサー (Raekwon, Method Man of Wu-Tang Clan, Tony Yayo
of G-Unit, Jim Jones of Diplomat, Joey Bada$$, Danileigh, Statik Selektah, Clark Kent, Harry Fraud, Major Lazer, Soulection等)や、New Yorkの名門Hip Hopラジオ局”HOT97”や”POWER 105.1”のDJらとも共演。NY老舗Club Sob’sにて行われた、HAN-KUN (湘南乃風)のLIVEにDJとして出演も果たし、”The Source Magazine”(1988年発刊の有名Hip Hopマガジン)のPartyでも1人でDJをこなす。その彼のDJ Styleが現地New Yorkで認められ、現在も毎週数多くのパーティーやレストランなど、様々な場所にてプレイし続けている。

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