Hibikilla x Tach-B x Zukie のコラボレーションが奏でるロードトリップ・アンセム『Wha Gwaan Midnight』

Hibikilla, Tach-B & Zukie – Wha Gwaan Midnight

夜のドライブを思い起こさせる軽快な疾走感溢れるダンスホール・ チューン。コンクリートの無機質さを感じさせる Hibikilla のラガマ フィン・フローと、どこか温もりを感じさせる Tach-B のコントラスト、さらに Zukie によるアフロ・ フュージョンテイストの Riddim のコラボレーションが奏でるありそうでなかったクールな質感のロードトリップ・アンセム!

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Hibikilla, Tach-B & Zukie – Wha Gwaan Midnight

2020年現在の日本では最先端の文化は都市の中心ではなく、一見文化の不毛地帯に見える郊外から生みだされている。かつて文化の揺籃となった渋谷・青山・代々木といった街区は東京五輪による容赦ない再開発にさらされ、ライブハウスやバー、スタジオは小綺麗なオフィスビルへと変貌した。都心がジェントリフィケーションによってその繁栄と裏腹に文化の核を失いつつある今、文化的に急速に存在感を高 めているのは郊外だ。音楽シーンにおいて多くのHiphopアーティストが地元をrepresentしていることはいうまでもなく、文芸分野においては都築響一「東京右半分」 磯部涼「ルポ川崎」など現代日本の都市辺縁文化が生き生きと描写した佳作が生まれており、さらに映画作品においても「サウダーヂ」、「SR・サ イタマのラッパー」シリーズ、さらには「翔んで埼玉」の大ヒットも記憶に新しい。

今作でHibikillaは東京から埼玉県戸田市に転居し自家用車を購入した自身の状況に呼応し、郊外不良文化の象徴である車ネタをフェティッ シュな目線を交えながら淡々とライムする。プレートリバーブで加工された彼の声はコンクリートの無機質さを感じさせるが、Tach-Bの温もりを感じさせるフローが独特のコントラストを生み、Zukieによるアフロ・フュージョン・テイストのRiddimと相 まって完全に新しいフィールを持つロードトリップ・サウンドとして完 成している。未来から2020年を振り返る時、時代の象徴として思い出されるのは新国 立競技場に響く五輪の主題歌だろうか?それとも首都高5号大宮線を疾走 する四輪から聴こえるこの曲だろうか?

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